【リストカット歴6年が伝えたい】リストカットの危険性と依存性

リストカットを始めたきっかけ

正直、初めてリストカットしたときのことははっきりと覚えていない。リストカットしたらスッキリするかも、という軽い気持ちだったかもしれない。

覚えていないくらいの気持ちでリストカットをしたあの日から、私は6年リストカットをやめられないでいる。

リストカットの負のループ

リストカットには負のループが存在する。

リストカットをする理由は人それぞれだと思うが、私が切りたくなるのは特に寂しくて寂しくて苦しさが体中に充満しているとき。その苦しさを外に吐き出すために手首を切る。

手首を切って血が流れると、流れた血の分だけ心に余裕ができる気がする。

憂うつ・イライラ・モヤモヤ・寂しさ・孤独・不安・悲観・失望など吐き出すことができず心にたまった苦しさをリストカットによって解放してスッキリする。

スッキリする、一時的には。

リストカットをすれば一時的にはスッキリするが、そのあと襲ってくる罪悪感・嫌悪感・背徳感・自責の念・後悔。

なぜこんなことをしてしまうのか、下がる自己肯定感。

そして、憂うつになり、イライラして、モヤモヤして、リストカットする前よりも大きくなった苦しさを吐き出すためにまたリストカットする。

これが負のループ。

やめなければいけない、そう思えば思うほど苦しくなって繰り返す。

リストカットの繰り返す危険は、どんどん歯止めが利かなくなること。

もっと深く、もっと深く切らないと満足できなくなってくる。私も始めは蚯蚓腫れ程度の切り傷でスッキリしていたが、今では深く切らないとスッキリできない。

深く切りすぎて病院に駆け込み縫合してもらったことも何度か。

自分で切った傷を治療してもらうのは医療従事者の方に申し訳ない気持ちでいっぱいになるが、深く切りすぎたと思ったら病院に行ってちゃんと治療してもらったほうがいいよ。

リストカットを繰り返すことの危険はもっと大きくて、徐々に死に近づいていっているということ。

リストカットを含む自傷行為を行っていた若者が、10年後に自殺既遂で死亡している確率はそうでない人の400~700倍に高まるという調査研究もある。

最初は自殺の意図がなくても、自殺につながることがおおいにあるのだ。

最初は軽い気持ちでも。

リストカット歴6年、こんな腕になりました(リストカットのデメリット)

リストカットを繰り返すうちに深く切らないと気が済まなくなった私の腕は、治らない傷跡だらけになった。

以下に今現在の私の腕の写真を載せます。

最近は切っていないので真新しい傷はないですが、傷跡を見るのが苦手な方は閲覧注意。

最近、最後に切ったのは2022年11月初旬。

自傷をせずに半年近く経っても腕はこんな感じ。

ちなみに腕の外側もこんな感じで傷跡はあるし、二の腕も。

さらに右腕の内側も数本、傷跡がある。

これだけくっきり傷跡が残っているが、多くの傷が2、3年前のもの。

消える気配は一向にないし、たぶん成形手術をしない限り消えなさそう。

この腕で生活していて一番しんどいことは、傷跡を隠さないといけないこと。

私は開き直っているから、真新しい傷がない限り夏は半袖を着る。

プライベートでは隠さない。

でも、仕事中は年中長袖。

私自身、傷跡を見られることは別に気にしていないのだけれど、傷跡を見る側の人たちが不快な思いをするのではないかと思い仕事中は隠すようにしている。

体力仕事だから夏場は暑いけれど、ぱっと見でわかるくらいはっきりした傷跡だから長袖を着るか、アームカバーをするしかない。

傷跡の範囲が狭ければファンデーションで隠すとかもできなくはないけど、私の腕はもうその範疇を越えてる。

リストカットのデメリットはたくさんあると思うけど、私は隠さないといけないという、生活するうえで気にしないといけないことがあることが1番めんどくさい。

今、リストカットをしていたり、しようとしている人は、リストカットをしないといけないほど苦しいし、しんどいし、どうしようもない気持ちでいっぱいだと思う。

リストカットは絶対ダメ!なんて言うつもりはないけれど、もし少し冷静になってこのブログを見てくれたなら、リストカットをすると将来ちょっとめんどくさいぞということだけ覚えていてほしい。

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